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糖尿病による合併症の恐ろしさ

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糖尿病が恐ろしいと言われるのは、その病気そのものもそうですが

多くの合併症を引き起こす可能性のある病だからです。

 

糖尿病自体には初期だと特にあまり大きな自覚症状がないので

病院の検査で診断を受けてもあまりピンとこないかもしれません。

 

でも、だからといって軽く受け止め放置してしまうとその後様々な

合併症を引き起こす起因となり命にもかかわる危険な病気なのです。

 

糖尿病の合併症で代表的なものが3大合併症と呼ばれるもの。

1.糖尿病性神経障害

 末梢神経や自律神経などの神経組織がやられて、痛みなどの感覚がマヒします。

 感染が原因で足などが壊死して切断しなければならないこともある病気。

 

2.糖尿病性腎症

 腎臓のろ過機能に負担がかかって正しく働かなくなると、腎不全になり

 透析を受けなければなりません。

 

3.糖尿病性網膜症

 網膜の血管がもろくなり、破れて大量出血すると極度の視力低下につながり

 最悪の場合は失明する危険さな病気。

 

そして、そのほかにも心臓病や脳梗塞、高血圧など発症すれば即命に関わるような

恐ろしい病気を引き起こすことにもつながります。

 

昨年、この糖尿病の恐ろしさを身をもって痛感させられる出来事がありました。

 

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ある日、71歳の伯父が突然脳梗塞で倒れたのです。

首の血管が細く、そこに血栓ができて脳の太い血管に飛んで詰まったというもの。

 

左脳の大部分にダメージを受けていて脳が腫れる状態が続いていたので、

手術することもできず1週間くらい予断を許さない状況が続きました。

 

ようやく峠を越したと医師から説明がありましたが、やはりこの状態で手術はできず

機能の回復は見込めませんというお話でした。

 

つまり一命は取り留めても今後は寝たきり、右半身は全く動かすことができず、

話すことも固形物を食べることもできないというあまりにも辛い現実に

伯母は泣き崩れました。

 

遠方に離れて暮らしていた子供(私のいとこ)二人もそれぞれ急きょ駆け付け

今の状態は決して明るくないけれども、少しでも機能が回復しますようにと

治験に参加することを検討してみたり、皆で必死に前を見ようとしたんですね。

 

でも、そんな矢先に今度腸が詰まって大部分が壊死していたため、緊急手術で

長~い腸を1.3m残してすべて切ってしまうという事態になったんです。

 

その後の詳しい検査の結果、この血栓は心臓にできていた動脈瘤から飛んだもので、

この全身状態で心臓の治療をすることはできないので次に血栓が飛んでどこかの血管が

詰まった場合は助けられませんと言われてしまいました。

 

短期間の間にどんどんと体の状態が変わっていく中で、それを一番近くで見守りながら

元気だったころの伯父のことを考えては、なぜこうなってしまったのか?

その答えをずっと探すことでなんとか自分を見失わないで保っているようでした。

 

でも、私の両親や身内の人はずっとあることが原因だと確信していたのです。

 

伯父は10年以上前から糖尿病を患っていました。

血糖値も600、HbA1cにいたっては8.0を超えていたと聞いていました。

 

当時心臓血管専門の病院に勤務していた看護師の妹は

その高い数値に「生きていることが不思議だ」とものすごく驚き、

きちんと治療しないと大変なことになると伯父を案じていたのです。

 

伯父は糖尿治療の為通院していましたが、インスリンを打たなければならない

レベルまできているのに断っていたそうなんです。

 

もともとお刺身やお肉が好きでそれをおつまみにお酒を飲むのが好きな人でしたが、

治療中も食事に気を付けていたとはいっても、おはぎを作ったら1日そればかり

食べるなどかなり偏った食生活だったといいます。

 

そして、実はちょうどその頃心臓の検査でも引っかかって、一度カテーテル

治療も受けたことがあったけどそれっきりという話を聞きました。

 

伯父は病気に対しての認識が甘く、自己流の治療でここまできたのです。

 

脳梗塞で倒れたあと、そんな伯父の様子がわかってきて、それまでも時々思い出した

ように伯父の体を心配していた妹は、もう少し病気に対する危機感を持って

治療に取り組んでいたら、心臓の検査も毎年きちんと受け続けていたらと・・・

 

今更だけどこうなる前にもしかしたら最悪の事態は防げたかもしれないのにと

何度もくり返してはため息をついていました。

 

伯父が倒れる前、体がだるそうだったり急に歩くスピードが遅くなるなど

なんとなく元気がないと帰省するたびにいとこが心配していたんです。

 

考えてみたらドロドロの血液で血管はボロボロだったのですから、

いつどうなってもおかしくない体だったのかもしれません。

 

自分の意志を持った大人に対して、何から何まですべてを管理して

強制することはできないです。自分の体は自分で守るしかありません。

 

だからこそ、日ごろから少しでも体に異変を感じたり体調が悪ければ

速やかに医療機関を受診して、医師の指導のもと正しい治療を行うべきだと

心から思います。

 

それは自分の命を守ることになるのと、大切な家族を守ることにもつながります。

本当に最悪の事態になり、手の施しようがない状態になってから後悔しても遅いです。

 

伯父はもう話すことも、まわりの言葉を理解することもできません。

それでも、伯母は毎日のように病院へ通いお世話しています。

私たちも会いに行っては昔話をして帰ってきます。

 

本当はもっと伝えたいことがあったのに・・・

 

どんな病気でもそうですが、早期発見、早期治療にこしたことはありません。

日ごろから定期的に検診を受け、もし病気が見つかったら放置したりせずに

治療に向けて素早く行動することが本当に大切です。